外部相談窓口が、組織を守る理由

2026年1月13日
外部相談

職場で起きるトラブルや不調は、
必ずしも「特別な組織」だけに起きるものではありません。

むしろ、
まじめに仕事に向き合っている現場ほど、
声が表に出にくく、
気づいたときには関係性がこじれてしまっている、
というケースも少なくありません。


「相談できる体制がある」ことと、「相談が機能している」ことは別

近年、
ハラスメント防止やメンタルヘルス対策として
相談窓口を設ける組織は増えています。

一方で、現場からよく聞くのは、

  • 相談してよいのか分からない
  • 誰に、どこまで話してよいのか不安
  • 話したことで不利益が出ないか心配

といった声です。

窓口があるだけでは、相談は生まれません。


外部相談に求められるもの

外部相談窓口が機能するためには、
少なくとも次の条件が必要だと考えています。

  • 第三者性
    組織の利害から距離が保たれていること
  • 守秘性
    相談内容が不用意に共有されないという安心感
  • 継続性
    単発ではなく、時間をかけて関係を築けること

これらが揃って初めて、
「話してもいいかもしれない」という気持ちが生まれます。


相談は「問題を大きくするもの」ではない

相談が入ると、
「問題が起きた」と捉えられがちですが、
実際には逆です。

問題が深刻化する前に、兆しとして言葉になる。

それが相談の本質です。

早い段階で言葉になれば、
関係性の修復や環境調整の選択肢も広がります。


私たちが大切にしていること

弊社ではこれまで、
個人の思いを丁寧に受けとめながら、
同時に「組織全体を守る視点」を忘れない形で
外部相談に関わってきました。

誰かを断罪するためでも、
形だけの対策を整えるためでもありません。

人が安心して働き続けられる環境を、
静かに支えること。

それが、外部相談の役割だと考えています。


おわりに

相談体制のあり方は、
組織の姿勢そのものを映します。

「何か起きてから考える」のではなく、
「何も起きていない今だからこそ、整えておく」。

そんな視点が、
これからますます大切になっていくのではないでしょうか。

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